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2025年11月24日月曜日

第59回読書会あなたと推し本開催報告 その3

今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた本があります。

了承を得ましてご参加の皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

コメント等送ってくださりありがとうございました。

読書会内でご紹介できず(時間押せ押せで💦)申し訳ありませんでした。


学生との対話












お世話になります。

読書会のマインド枠を送ります。

小林秀雄『学生との対話』

https://shinchosha.co.jp/book/100711/ 

>昭和36年から53年にかけて、雲仙、阿蘇など九州各地で五度、全国から集った学生達に講義を行い、終了後一時間程、質疑に応えていた。

当時の講義と質疑応答は、どのような内容だったのかを、平成もしくは令和の時代になって読むことができる。

これも「ノンフィクション」と言っていいのではないでしょうか。


これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠でいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことができました。

読書会あなたと推し本はこれからもちょいちょい皆様の読書環境に絡んでいけたらと思っております。

どうぞ推しの一冊を!!!

2025年9月13日土曜日

第56回読書会あなたと推し本開催報告 その2

今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた本があります。

了承を得ましてご参加の皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

コメント・画像等送ってくださりありがとうございました。












東野圭吾『手紙』

初出は毎日新聞の日曜版に、2001年7月1日から2002年10月27日まで連載されていたものです。


主人公の直貴には兄、剛志がいます。しかし、この兄は強盗殺人の罪で刑務所に服役中です。

なぜ剛志が罪を犯してしまったのか。一言で言えば、直貴の進学費用を得るためでした。

「弟を大学へ行かせてやりたい」

しかし、兄の愛情は報われないだけでなく、強盗殺人という重大な結果を引き起こしてしまいます。

兄が起こした事件のために、大学進学を諦めるなど、弟の人生も一変します。

弟の人生は、節目のたびに「強盗殺人犯の弟」というレッテルに悩まされることになります。

紆余曲折を経て直貴は就職先と妻子に恵まれますが、そこでも兄の一件で周囲との関係に悩むことになります。

これが引き金となり、直貴は刑務所にいる兄に絶縁を告げる最後の手紙を書くことを決意します。

(いわゆる「ネタバレ」になってしまうので詳細は伏せますが、ストーリーの随所に、兄弟間で手紙のやり取りがあります。)


ストーリーの終盤(第五章)で直貴が勤務している家電量販店の社長の言葉は、直貴に問いかけます。

「正々堂々、というのが君たち夫婦のキーワードのようだから敢えて言わせてもらうよ。その、いついかなる時も正々堂々としているというのは、君たちにとって本当に苦渋の選択だろうか。私にはそうは思えないな。わかりやすく、非常に選びやすい道を選んでいるとしか思えないが」


我々が日常生活を送る上でも「正々堂々」真正面からぶつかっていくという手段を選択しない場面は、仕事でも遊びでもあると思います。

「戦略を練る」という言葉が当てはまるでしょうか。

直貴の妻は、自分自身の経験から「逃げない」「正々堂々」をしばしば口にします。

「理不尽に真正面から立ち向かう」といえば確かに勇ましく格好いいのですが、それが必ず正しい方法だとは限らない。

家電量販店の社長の言葉は、私たちにも考えさせるものがありました。


これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠でいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことができました。

読書会あなたと推し本はこれからもちょいちょい皆様の読書環境に絡んでいけたらと思っております。

どうぞ推しの一冊を!!!


※東野「じゃないほう」の紹介一冊ありました笑

地虫鳴く


※帰り道、お祭りか何か?山車に遭遇…くま!!!




2025年3月16日日曜日

第49回読書会あなたと推し本開催報告 その3

今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた本があります。

了承を得ましてご参加の皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

コメント・画像等送ってくださりありがとうございました。


僕が殺した人と僕を殺した人












2015年アメリカで連続殺人鬼の「サックマン」が逮捕されます。かたや1984年台湾でユン、アガンとダーダーの兄弟、ジェイの4人の少年は時に喧嘩をしながらも友情を育んでいました。何故全然違う物語の舞台が?「サックマン」はどうして生まれたのか、その正体は?少年たち特有のひたむきさ、残酷さ、喜びが物語の中に感じられて、友情や絆の物語に感じられますが、少年達の家庭環境に変化が出る事で暗雲がたちこめます。徐々に噛み合わなくなった少年たちに起きた出来事がサックマンにどう繋がるのか?最初は少しの思いだったのが徐々に大きくなって、少年達の強がりや弱さがサックマンを生み出したとも言えると感じました。痛々しい程の少年達の熱を溢れんばかりに感じます。そしてサックマンと担当弁護士の「わたし」の対話は息が詰まりそうに緊迫感があり、底が見えない悲しさがありますが、読み進めていくうちに荒々しい激しさと、悲しみが少し浄化されるような柔らかさが感じられ、正に台湾出身の東山彰良さんワールドです。昔と変わらず友人を救おうとする物語といえます。明るい話ではないですがオススメです。


仕掛人藤枝梅安











今回は小説ではなく、劇画コミックの紹介です。SPコミックス さいとう・たかを
藤枝梅安が「仕掛け」を行う時に限らず、普段の表社会での生活においても、彦次郎(ひこじろう)という友人が存在します。二人は「梅安さん」「彦さん」と呼び合う仲です。
裏稼業の「仕掛け」を行う時の協力や連携だけでなく、普段から苦楽を共にできる友人の存在は「やっぱり、いいなあ…」と思わされます。
なお、原作は池波正太郎の小説です。


これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠でいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことができました。


※ 読書会にご参加いただくにあたり、皆様の個性あふれる日常を垣間見てしまいました。ちょろりと報告させていただきます。

1.本多めの喫茶店でブックカバーtake freeのゲット

「読書会でブックカバーフェチの人の影響を受けてガチでしおりとブックカバーに興味わいて、喫茶店で見つけて奇声を上げてちょうだいしてきましたーーー」



さすがやな!









2.用意周到な参加

「この本を読んで、仕事に対する向き合い方やネイルサロン初参戦なども経験してみた」

素敵なネイルを拝見したのはもちろんですが、紹介コメントを用意してきてくださったことも嬉しく!お楽しみいただけたのであれば光栄です。


3.帰宅時に図書館で遭遇

読書会でたっぷり本の話をしたにもかかわらず、さらに本を求めて会場最寄り図書館で読書会参加の方に遭遇しました。

さらに!これまでの読書会にも参加されている方とも合流(別件用事があったそうです)

本…いけてる


4.0次会、二次会

会場予約の時間に余裕があって助かりました。この時間も大切にしたいものです(しかしエンドレスなので時計はだれか気にしてーー)

2024年11月10日日曜日

第44回読書会あなたと推し本開催報告 その3

今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた本があります。

了承を得ましてご参加の皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

コメント・画像等送ってくださりありがとうございました。

読書会中にコメントを読み上げました。


八郎











秋田県の八郎潟ができたのは何故か?

現実の行政や技術的な話ではなく、絵本で語り継がれていく大事な話です。


日本の食生活全集(5)











あきた文学資料館で見た本だったと思います。

内容に圧倒されました。 戦後から高度経済成長期、昭和から平成など、時代が変わる度に使われる表現の一つに「食生活の変化」がありますが、昔の秋田県の食生活がどのようなものだったのかを知るのは、面白いと思います。(何しろ、1986年1月に出版された本です。)


SNSからマインド枠

故郷は欅に憩いて 与次郎狐の恋











秋田の本 私が持って行くとしたらこれです 与次郎狐の恋


これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠でいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことができました。

今回の読書会は集金係をしてくださる方、タイムキーパーとしてストップウォッチ操作してくださる方、会場オーナーさんの寛容な紳士ぶり…多くの参加者の皆様からご協力とご参加をいただきました。


ありがとうございました。


本の話を聞いたりおしゃべりしているだけなんですけど会終了後の猛烈な渇望…ぜひ脳への糖分を!

2024年8月17日土曜日

第40回読書会「二代目あなたと推し本」開催報告 その3

今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた本があります。

了承を得ましてご参加の皆様とともに読書会尾面白さを共有できたら嬉しいです。

コメント・画像等送ってくださりありがとうございました。

今回の読書会ではそれぞれの恋愛の本についての激熱トークでとろけてしまいまして、120分参加された皆さんでじっくり語り合ったためにマインド枠の紹介を省略いたしました。失礼しました。

いずれの日にかこれらの本を振り返るひとときをもうけたいと思っています。


雨無村役場産業課観光係











主人公は、都会の大学を卒業して故郷「雨無村」の役場にUターン就職した銀ちゃん。幼なじみのめぐやスミオとの交流、時おり思い出す別れた恋人チイ子。村役場の仕事と、やわらかな雰囲気のラブストーリーが絶妙です。


※県内の図書館にはありませんでした。


君について行こう











著者は宇宙飛行士の向井(内藤)千秋さんのパートナー。

「大好きなチアキちゃんの話を聞いて!」という勢いの本で、読んだ感想としては「人を好きになるってスバラシイ~!」というのが一番最初にきます。

千秋さんとの出会いから結婚、宇宙飛行士の選考と仕事、NASAの体制等々、面白い話がてんこ盛り。全編を通して「チアキちゃん」への熱烈な愛情が描かれていて、読みながら千秋さんの大ファンになります。著者の万起男氏がうらやましくなると共に、千秋さんのことを詳細に記録してくださってありがとう!という感謝の気持ちでいっぱいに。

※秋田県立図書館ほか、県内15の図書館に収蔵されています


これまで読書会に参加されていて今回どうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠でいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書お魅力を存分に語って聞くことができました。

会場のHonjoinさんにはいつもお世話になりっぱなしで感謝感謝です。

入り口ポスターも冷房もテーブル設置もみんなやってもらってさー。

そして今回はWEBデザイン変更に伴う写真撮影が入りました。

多方面に皆様のご協力をいただき感謝いたします。

カメラマンは株式会社ピンコネクト代表と学生さんですー

我々参加者も緊張したりリラックスしたりしました。

2024年7月27日土曜日

第39回読書会「二代目あなたと推し本」開催報告 その3

 今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた本があります。

特に今回の読書会は天候と道路事情の都合でしっかり仕込み済みだった一冊をお持ちだった参加者皆様いらっしゃいました。

了承を得ましてご参加の皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

コメント・画像等送ってくださりありがとうございました。

読書会中にコメントを読み上げました。


三島由紀夫VS東大全闘争











お世話になります。 今年の夏も、県内各地で被害が出るほどの大雨になってしまいました。 参加者の皆さんの安全を願います。 「ジャケ買い・タイトル買い」となると、特に古本屋での出会いがそれに当たることになるでしょう。 思いがけない掘り出し物を見つけた時の高揚感! それが今回の一冊になります。

三島由紀夫と東大全共闘の学生が行った討論の様子は2020年に映画になりました。

書籍では三島由紀夫以外の学生は全共闘A、全共闘B…と個人が分からない形になっていますが、映像では具体的に誰なのかが分かります。

そして、その東大全共闘の一員として参加していたのが、劇作家の芥正彦です。討論会の様子から見るに、「非常に癖の強い人」という印象ですが、しかし一方でこうも思いました。「天才とは、こういう人のことを言うのだろう」と。端的に言えば、芸術家としての矜持を感じるのです。(つまりそれは、一般的に理解できる感覚でなくてもいい。)その芥正彦が50年ぶりに本を出すと聞いて、すぐに購入を決意しました。とにかく分厚くて重たい本です。百科事典並みです。(本を持つことにも苦労するため、まだほとんど読めていません。)

https://gaga.ne.jp/mishimatodai/

https://www.slogan.co.jp/portfolio/akuta-underground/

ということで、改めて整理いたします。 『討論三島由紀夫vs.東大全共闘―美と共同体と東大闘争 (1969年) 』 『芥正彦責任編集 地下演劇 第7号』 – The Underground Theatre Vol.7 by Masahiko Akuta 以上の二冊です。











これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠でいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことができました。

今回の読書会は集金係をしてくださる方、タイムキーパーとしてストップウォッチ捜査してくださる方、会場撤収は全員、掃除機をかけて空部屋復帰をしてくださる方…多くの参加者の皆様からご協力とご参加をいただきました。

ありがとうございました。


ドリンクは…茶話会なラインナップでした。

あの、本の話を聞いたりおしゃべりしているだけなんですけど会終了後の猛烈な渇望…ぜひ脳への糖分を!

2024年7月23日火曜日

マインド枠ご活用いただいても

これまで読書会にご参加されていて今回も参加予定にもかかわらず諸事情によりキャンセルの皆様。
またはそもそもスケジュールの都合で参加見送りの皆様。
ドタキャンになってしまいそうな感染症対策の皆様。
それぞれに「参加意志がある&推しの本がある」にもかかわらず開催日に照準をもちにくいタイミング、あると思います。

そんなときはマインド枠をご活用いただいてもOKです。



















お申込みは各Googleフォームの参加確認の項目にチェックを入れていただくだけです。
読書会当日12:00くらいまでに
本のタイトル・著者か出版社・できればその本の画像・ひとことコメントを二代目にご送信ください。
もちろんマインド枠ありきでお申し込みと同時にコメントいただいてもOK。
※画像はその本のアイデンティティを確認するもので(例えば文庫版か、初版本か、など)実際にブログ等で紹介する際には引用画像を使用したりしますのでご了承くださいませ。

本来であれば読書会のざわめく感動を皆様と共有できればいいのですが、なかなかそうもいかないし二代目もどこまでも対応できるわけでもなく。
お手打ちの一助としてご検討いただければ嬉しいです。

2024年7月7日日曜日

第38回読書会「二代目あなたと推し本」開催報告 その3

今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた本があります。

了承を得ましてご参加の皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

コメント・画像等送ってくださりありがとうございました。

読書会中にコメントを読み上げました。


戦時下のジャーナリズム










1987年刊 著者 高崎隆治(たかさき りゅうじ) 著者は1925年生まれ。
第二次世界大戦中に学徒兵として招集され、戦後「メディアの戦争責任」を長く追及し続けた人です。日本ペンクラブ会員。
2008年、長年の功労により横浜文学賞受賞。
この本は満州事変から太平洋戦争までの戦時下において、当時の新聞や雑誌、ラジオなどがいかに権力と一体化し、いかに戦争を煽ったかを、大量の資料を提示しながら強い憤りと共に語っている評論集です。
大手新聞社や大手出版社の総合雑誌、婦人雑誌、青年雑誌、映画雑誌、NHK、etc...片っ端から槍玉に上がっています。
私は若い頃に、この著者=高崎先生の講義を受けたことがあります。
その時の話では「出版業界の批判なので、どこの出版社も単行本化してくれない。やっと本になったと思ったら、今度は流通が全く出荷してくれない。書店から注文があっても書店へは卸さずに全て返本された。戦争中の反省が全くされていない」とのことでした。(この本は、その後に別の出版社から出ています)
この『戦時下のジャーナリズム』をあらためて読んでみると、ぞっとするほど戦時中と「今」が似ていることに気づきます。 たとえば。 官邸がメディアの幹部を招集する、メディアが官邸を批判しなくなる、政権批判を禁止する法律ができていく… 今、一人でも多くの方に知っていただきたい本です。
この本は、・秋田市立中央図書館明徳館 ・大館市立栗盛(くりもり)記念図書館 にも収蔵されています。
また、高崎先生の著書を県内横断検索をしたら28冊ありました。ご参考まで。



マエストロ、それはムリ…~飯森範親と山形交響楽団の挑戦~




















このタイトルと表紙を見た瞬間に「読みたい!」と思いました笑
この本のことを語るには、まず山形交響楽団のことをお話しないといけないのですが、東北山形にこれだけ活気のあるプロオーケストラがあることにびっくりしました…演奏会が多く、内容もバラエティーにとんでいてすごく楽しいです。海外の演奏家を招いた本格的なものから、ゲーム音楽のドラゴンクエストコンサート、山形市の文化財施設で行われるお着物コンサート、なんと専属のオペラ団体もあり、歌付きの演奏会も充実しています。秋田のクラシックコンサートのチラシコーナーも山響で溢れています。
でも、そんな山形交響楽団も一昔前まで、なかなかお客さんがつかず、コンサートもあまり開けずに貧困に喘いでいたそうです。
何か新しいこと、変わったことをしようとすると山形弁で「あがすけ」(目立ちたがり屋)と言われ嫌煙されてしまう…そんな土地柄もあるせいか、オーケストラの運営も保守的にならざる得ませんでした。
そんなオーケストラを変えたのが、当時国内外で人気の指揮者であった飯森範親(いいもり のりちか)さんでした。「地方のこんな小さなオーケストラに指揮しに来てくれるわけがない…」そう思われていたのにもかかわらず彼はやってきます。まるでドラマのようなお話です。そんな山形交響楽団の歴史アーカイブが本書になります。クラシックに興味のない方も、飯森マエストロのリーダーとしての姿、考え方などに共感と「こんな上司いい!」といった気持ちを持たれるのではないかなと思い、ご紹介させていただきました。



無知の涙


















「米軍基地に忍び込み、そこで盗んだピストルを使って、日本の各地で4件の強盗殺人事件を起こした少年」 そう聞いて、あなたはどのような人物を想像するでしょうか。 1997年8月1日に死刑を執行された永山則夫という死刑囚がいました。 事件を起こして逮捕された後、たくさんの本を読み「なぜ、自分はこのような事件を起こしてしまったのか」「自分と同じような立場の人間を生み出さないためにはどうすればいいのか」をノートに書き綴っていきます。 永山の生育環境は劣悪なものでした。あまりの貧困ゆえに満足に学校に通うこともできず、兄たちから日常的に暴力を振るわれ、家庭に頼る人もいない。 永山は中学校を卒業すると、家庭から逃げるように集団就職で上京します。 しかし「人を頼る」「人に助けを求めることができない」そういった事情から、永山の東京での生活は次第に苦しいものになっていきます。 紆余曲折を経て全てに行き詰まった彼は、やがて冒頭の事件を起こします。 29年にも渡る裁判で、最高裁判所から下された判決は、死刑。 本当に彼だけが事件の全ての責任を背負わなければいけないのか? 責任を取る、あるいは罪を償うというのは「死刑」だけだったのか? 様々なことを考えていけば、本当にキリがありません。

以下は、出版社サイトからの引用です。 「4人を射殺した少年は獄中で、本を貪り読み、字を学びながら、生れて初めてノートを綴った――自らを徹底的に問いつめつつ、世界と自己へ目を開いていくかつてない魂の軌跡。」 2024年現在、事件から50年以上が経過して、死刑執行からも27年が経過することになります。 令和の時代になった今、いわゆる凶悪事件が起きると、死刑判決を巡って「永山基準」などの言葉が断片的に語られることはありますが、 永山の事件の本質がどこまで理解されているのかは疑問です。 事件の中身まで知ってほしい、あるいは永山の事件や存在を忘れてほしくない。 そういった願いのようなものを含めての紹介です。

関連書籍もたくさんあります。


永山則夫 封印された鑑定記録



















死刑囚永山則夫


















これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠でいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。
今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことができました。
会場の電源スペースあらやさんにも特別なご配慮をいただきまして感謝を重ねて申し上げます。

2024年2月23日金曜日

第33回読書会「二代目あなたと推し本」開催報告 その3

今回どうしても参加を見送らざるを得なかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた1冊があります。

了承を得まして皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

コメント・画像ありがとうございました。

読書会中にコメントを読み上げました。


今日は『一杯のおいしい紅茶』ジョージ・オーウェルです。











「イギリス人は何よりも紅茶の時間を大切にする」 イギリス人を表す言い回しとして、恐らく、誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 「イギリス人が紅茶について語るなら、どのように語るのか」 「紅茶を美味しく淹れることができる方法があるなら聞いてみたい」 そんなことを思って手に入れました。 紅茶の話は表題作で、あとは当時のイギリス生活に関するエッセイ集です。 元々は、オーウェルの代表作『1984』を引いて、ある事件に言及している人がいたので、『1984』がどんな内容なのかを調べたのがきっかけです。 未来小説(wikipediaではディストピアSF小説とまで書かれている)だったので、自分には合わないなと思っていたのですが、その他の作品紹介で『一杯のおいしい紅茶』が出てきました。 「長編SF小説は合わなくても、エッセイ集なら読んでみよう」と思いました。 英語を翻訳したものであることや扱われている題材の関係で、文章(翻訳の日本語)が固く感じることもありますが、「それはそれで…」という一冊です。


これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠でいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことができました。

会場のHonjoinさんにも特別なご配慮をいただきまして感謝を重ねて申し上げます。


今回、お試しでポットサービスにチャレンジしてみました。











保温が冷めるかなと思いきや、読書会同様激熱のまま豊かな香りを楽しめました。

ポットサービス、次回からも頼もうかなー。

その都度ご参加される皆様と相談したり、会場と相談したりします。

2024年2月3日土曜日

第32回読書会「二代目あなたと推し本」開催報告 その3

 今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた1冊があります。

了承を得まして皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

画像もコメントもありがとうございました。

読書会中にコメントを読み上げました。


キッズライクアス











「自閉症スペクトラムを持つ男子高校生の恋愛」と聞いて、読んでみようと思った一冊です。

ただ、入手してからは「積読」状態になってしまい、まだ読むのが追いついていません。 以下は、カバーの裏面に書かれている内容紹介です。 「障害の有無は関係なく、誰もが感じる人間関係の難しさや殻を破ることへの勇気が強く優しく描かれていく。」 主人公マーティンの恋愛は、あくまで全体の中の一つの要素と考えて読んだ方がよさそうです。

仕事で、自閉症スペクトラムの子どもたちに携わる機会に恵まれました。 「自分が携わった子どもたちにも、そういう日が来るかもしれない。海外の話なので、マーティンの思考がどこまで参考になるかは分からないけれど、知っておくことは悪くないだろう」と。 そんな思いですね。 活字にするのは難しく、無愛想に聞こえてしまいますが…。

ヒラリー・レイク作 林真紀翻訳


これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠でいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことができました。

会場の電源スペースあらやさんにも特別なご配慮をいただきまして感謝感謝からの感謝です。


※マインド枠…

これまで読書会二代目あなたと推し本にご参加されていて、このテーマについて語りたかった&やむなくキャンセルや不参加予定の方々に「マインド枠(お気持ちと魂がご参加でボディはいるべきところで。事前に推し本をコメントいただく)」です。

本の題名・作者か出版社・一言コメントを二代目まで送信ください。

Googleフォームからのお申込み可です。

何かのタイミングで発信・伝言いたします。

もちろん興味の薄いテーマだったり、参加しないからコメントもしない、次の読書会に…、お会いしたときにまとめて話す、単純スキップ、ひっそりたのしみたい、それらもよき!

ただし一度もご参加されていない方(ひっそりどこかで読書会にはつながっているけど、など)に関しては対応できかねるのでご了承ください。



※アンケート紙の裏面にめんこいのがいました!




ウサギかトナカイ

クマかカワウソ?


2024年1月21日日曜日

第31回読書会「二代目あなたと推し本」開催報告 その3

 今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた1冊があります。

了承を得まして皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

画像もコメントもありがとうございました。

読書会中にコメントを読み上げました。



クリコフの思い出







以下は、新潮文庫の裏表紙に書かれている説明文です。 「香港の一流ホテルの空室で、スラブ系の西洋人が殺された。被害者はバンコクのソ連大使館員で、腕ききのKGB諜報官であったことが判明する。 しかも使用された毒物は漢方系の極めて特殊なもの。「私」と中垣は、共通の知人で、しばらく消息を絶っている薬学者クリコフの仕業だと睨むが――。 網の目のように張りめぐらされた伏線が読者を推理の陥穽に陥れる表題作などミステリー8編。」 8編とも、中国の歴史や文化が関わっています。作品によっては、日本が舞台になっていることもあります。 登場人物や舞台になる土地など、8編の作品はそれぞれ独立していますが、「過去からの因縁」という共通の要素があるように思います。 「親から子へ受け継がれるもの」「いくつかの国が関わる歴史的な因縁」など。

ところで、この一冊に出会えたのは全くの偶然でした。 大学の課題に取り組むための資料を探していて、その流れでこの一冊が見つかったのです。 (大手通販サイトのおすすめ画面だった記憶があります。) それまで中国の歴史や文化を中心とした作品に触れる機会は無かったのですが、この一冊は自分にとっての新しい世界に触れることにもなりました。


これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠ではいくばくかを還元できるだろうかと思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回も読書会では本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことができました。

会場提供の電源スペースあらやさんにも特別なご配慮をいただきまして感謝感謝です。


※追加ですけども。

ブロガーのらっしーさんが別件で店舗ご利用中で、読書会の後半(写真撮影など)に合流いただきました。

記事になる日が来るか!ご読書会にご参加いただけるか!

2023年12月10日日曜日

第30回読書会「二代目あなたと推し本」開催報告 その3

今回どうしても参加を見送らざるをえなかった「あなた」よりマインド枠としてご紹介いただいた3冊があります。

了承を得まして皆様とともに読書会の面白さを共有できたら嬉しいです。

画像もコメントもありがとうございました。

読書会中にコメントを読み上げました。順不同です。



















9月のテーマ「最近の推しマンガ」の時に紹介したかったものです。

(画像は最新の単行本です。)

 

C級さらりーまん講座』

小学館の雑誌、ビッグコミックに連載中の漫画です。

サラリーマンの日常が4コマ漫画で描かれます。

とにかく個性の強いキャラクターがたくさん出てきます。

ワンマン社長、とても優秀だけど趣味が一般人とかけ離れている営業マン、

ハチャメチャな部下に悩まされる部長(いわゆる常識人と呼ばれる存在)…

「本当にこんな人がいたら困る」「どこかにこういう人がいてもおかしくない」

「この人ぐらい仕事ができれば…」「自分の職場がこんな会社でなくてよかった…」

とにかく、様々な感想が出てくることでしょう。

会社員生活を笑い飛ばすための一冊です。

ただ、誇張が大袈裟すぎるネタも出てくるので、人によって合う・合わないはありそうです。




















「映画を早送りで観る人たち」

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334046002

「本書は、2021329日にビジネスサイト「現代ビジネス」に筆者が執筆した「『映画を早送りで観る人たち』の出現が示す、恐ろしい未来」、および同年6月、12月に続編として執筆した計9本の記事を元にしている。」

(※本書の「おわりに」から引用)

元のweb記事を読んだ時は、あまりの価値観の違いにゾッとしました。

 

何から話をすればいいのか分からない。

文章で整理できるマインド枠をもってしても、それぐらい戸惑っています。

 

一言で言えば「今どきの若者の話」になるのでしょうか。

「映画や連続ドラマを観るのは、仲間内での会話のためであって、自分が観たいから観るのではない」

「作品の解釈の「正解」が知りたい」「好きなものを貶されることが許せない」など。

本書の中で紹介されている事例は、いずれも「最も極端な事例」だと思います。

ただ、「最も極端な事例」だとしても、あるいは「極端な存在だからこそ」理解できない。

彼らに言いたいことはたくさん出てきますが、一つだけ言うならば「どうして自分の考えをもたないの?」でしょうか。

 

その一方で、若い世代がそういう風になってしまった理由や背景にもうなずけるものがあります。

 

読書は「一話完結型の短編集を読むときに、自分の読みたい話から読む」ということでもない限り、

「早送りをして読む」ということはできません。

そのことを踏まえると、なおさら、彼らの行う「早送りしながら映画鑑賞」との違いが際立ちます。

 

最後に、本書の「おわりに」から引用します。

「本書序章の最後で筆者は、「同意はできないかもしれないが、納得はしたい。理解はしたい」と記した。

 たしかに、多くの人が倍速視聴せざるをえない背景には納得した。倍速視聴がどのようにして必然を獲得したかも理解した。

ただ、それでもやはり思うのだ。

 映画を早送りで観るなんて、一体どういうことなのだろう?」
























『きりもやびより』

“いぬとねこと暮らしていたら、今回もなんとか絵本が描けました!”。 『いとしのムーコ』のみずしな孝之が描く、新感覚いぬねこ漫画。 (上記二行は公式サイト作品紹介より引用) evening.kodansha.co.jp/c/kirimoyabiyo 主人公は絵本作家で、大型犬と猫と一緒に暮らしています。 しかも生活の舞台は秋田県です。 しかし、残念ながら、連載されていた雑誌・イブニングが2023年2月28日発売を最後に休刊になってしまいました。 「推しマンガ」の回に出ていなかったので、単行本(1巻から5巻まで)で是非。(笑)



これまで読書会に参加されていて今回も!の枠からどうしても断念せねばならなかったお気持ちをマインド枠では幾何かを還元できるだろうかとも思いますが、折に触れて色々なあなたを推していけたらと思っております。

今回の読書会も本の面白さ、あなたのチョイス、読書の魅力を存分に語って聞くことが出来ました。
180分(3時間)休憩もせずに本の話をしていたのですが、参加者皆様の途切れない集中力に感動です。
本もあなたもすごい!!!まじで!!!




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